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定期連絡10月

坂東の福島です。

秋真っ盛りです。
紅葉の早い桂の並木が色づき落ち葉が道を埋めています。
銀杏並木も銀杏の実をあたりにばら撒いて悪臭が充満していたのから、弱った木から落ち葉も始まってうずたかく積もって居るまでになりました。

鳥の鳴き声もヒヨドリが急ににぎやかに鳴き始めました。
日差しはテニスなどしていると真夏よりも強烈という感じの日もあるが、日陰に入ると汗をかいた後では寒気がするほど涼しい。

例年秋の花を観賞に行っている箇所、コスモスを見に立川の昭和記念公園へ、(少しずつ拡張されている)ダリアを見に町田の薬師池公園のダリア園へ、(今年は上出来)バラ、菊を見に調布の深大寺植物公園へ行ってきました。(出来は今一)
3箇所揃って見に行ったのは久しぶりかもしれません。

我が家の庭は花がほとんど終わって寂しくなっています。
秋のバラは暑いうちに終わって今はほとんど無し、菊はあちこちで見ごろと言われていますが我が家はまだ蕾です。
唯一他よりも早く咲くサザンカが咲き始めました。
ハナミズキや花桃の落ち葉が次々に降り積もってきます。

世界同時の金融危機と不況がその深刻度を高めて戦前の大恐慌以来の危機であると騒がれています。
振り返ってみれば共産圏崩壊の頃からすでに自由主義経済の変調が見られたように思います。
日本のバブル経済時期は本業の停滞がどうにもならなくなってやみくもな多角化、その中でも不動産と株の取引、即ち博打経済化でバブル景気を謳歌したものでした。

不動産と株は上がり続けている間は関係者は全てハッピーであるのだが、無関係な者にとってはインフレになると共に住宅価格が暴騰して手の届かない存在となった。

世界的にも本業のもうけは芳しくなく、米は英の後を追って金融を基幹とする体制へと向かったように思います。
その後の米の主張するグローバリゼーションは、全ての取引を市場化して金融が介在できるようにしてその利益の大半を取ってしまおうという作戦のように見えました。

市場そのものに参加できなくても為替リスクを避けるため等の各種デリバティブで稼ぐ手法を次々作りだしました。

この手法で米は貿易赤字、財政赤字を長年続けて来れたし、国民は借金は力なりと借りれるだけ借りて消費を謳歌したわけであり、これが世界経済を消費面からけん引して来たわけです。
海外資産より債務の方が大きい米国が金融で食べていくためにはぼろ儲けを探し続けなければならなかったわけです。

従来からの株・為替・金利(債券)ではデリバティブを開発して簿外取引で資本がなくても儲けれるようにした。
返済できそうでなくなったジャンク債権も売買するようになった。
商品取引を市場化して中間マージンを取れるようにした。

しかし商品取引はなかなか市場化せず大部分が相対取引のままとなり、原油や食料品のように価格を吊り上げただけで期待したほど大きな儲けにはならなかった。

企業やその事業部門までも商品として扱うようになった。
長年目の上のたんこぶであった競争相手を買い取って味方にすれば楽になるのではという、また他の競争相手に買われたら恐ろしいという思いに付け込んだ。
しかし買い取っても支払うプレミアムだけの利点を顕在化できることは少ない。

不動産はその規模において最も投機対象として魅力がある。
しかしそれも限界になると返せるはずがない住宅ローンを始めは低利息で段々利息が高くなるという形で無理やり生み出して当面をしのげれば良いということを始めた。

証券化して全世界に売り出したから影響は全世界に及ぶ。
取り扱う金融業も自己資本の無い投資ファンドが大量に増えたので何か異変があればもちこたえるということが全くできない体制となった。
サブプライムローンが引き金になったが、このため他の金融商品をたたき売ってでも借金を返済せざるを得ない。

このため投資先の開発途上国から資金を回収し始めたから、規模の小さい途上国は堪ったものではない。
こうして全世界同時金融不安、景気後退へと向かった。

米欧日政府はこぞって金融危機回避索をとことん実施しつつある。
金融業への資本注入や一時国有化、不良債権や健全なCPまでの買取、金融機関間の取引保障、金利引き下げ、と考えられるあらゆる手段を講じている。

この間株は下がりっぱなし、銀行間取引金利は上がりっぱなしで放置して政府がさらに対策を打ち出してくれるのを待っているかのようである。
自分の賭場は自分で守るということすらなく、我先に逃げ出した。

これだけ赤子をあやすように至れり尽くせりで世界の政府が面倒を見れば金融危機は回避できるのだろうが、景気の方はそう簡単にはいかないだろう。

また金融危機回避のための政府の支出はどう決着を付けるのか。
これまでの資産の目減りが耐えられないからと言って黒字国から米英への資金還流がこれまでどおり続くのか。

製造業はエネルギー、原材料、食糧の価格高騰を受けて弱っていたところにこの金融危機で資金の融資が止まってしまった。
こちらの方は急激なショックと言うよりも我慢を重ねてじわじわと弱って行って耐え切れなくなるのでしょう。

製造設備が機械までであった時は立ち上がりに長期間を要していたがコンピュータが入って量産品ぐらいはすぐに十分生産できるようになった。

また、資金余剰が長く続いて、日本の高度経済成長時期のような、資金ネックで成長を制限するようなことがないからやみくもに成長し続けて、反省や調整をすることもない。
その結果金融業にとって誠に都合が良い過当競争の状態が出来上がった。

しかし資金が逃げ出せばどうなるのか。

米の大統領選挙になりました。
いずれになってもこれまでのように博打金融業をこれまでのようには擁護することはないでしょう。
何十年も続けた借金は力なりの付けを返すには時間がかかるでしょう。
長くなりましたので一旦打ち止めとします。

ではまた。

Posted by shono : 2008年11月15日

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