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4つの競争戦略

企業が商品を製造販売する場合、4つの競争戦略が取れます。
強い戦略の順に記載します。

① 独占戦略
② 差別化戦略
③ セグメンテーション
④ コスト競争

独占戦略は、特許を取得して独占的に販売するなど、市場を独り占めする戦略を言います。
紙面に最近多く登場している「談合システム」も、限られた集団が受注を独占するための仕組みの一つで、独占戦略です。(生野)

郵政省もいままで郵便事業を独占戦略でやってきましたが、これからは①以外の戦略に変更する必要に迫られています。

また、特許の登録有効期間を満了したら、それ以降は特許による独占戦略は使えなくなります。誰でもその特許の内容を自由に使えるようになるからです。

独占戦略は競争戦略のエースです。

その次が差別化です。
ある会社のリミットスイッチや電磁接触器は、図面や目に見えない部分で品質や歩留まりを向上するノウハウを織り込んでおり、その結果競争優位を築いています。これは差別化戦略をとっていると言えます。

何かの理由で、この会社と同じノウハウを他の業者が身につけてしまった場合、あるいはそういうノウハウを有する人材がライバル企業に引き抜かれてしまった場合、それ以降は差別化ができなくなります。誰でも同じようなものを製造することができるようになれば、②の戦略を取れなくなります。

その次はセグメンテーションです。市場を細分化することをセグメンテーションと言います。
①、②では多くの市場を相手に競争優位を築くことができますが、環境の変化でそれらの戦略を取れなくなった場合はどうすればよいか。
自社が有利になる市場に絞って商品を供給することで、まだ競争優位を持続できる場合があります。
例えば、万能攪拌機を特許で独占販売していた会社が、特許有効期限が過ぎたために「汚泥排水専用攪拌機」という分野に絞って、営業し販売して、事業の継続が可能となる場合があります。
殺菌や医療や農業など、広範囲の分野へ投入しても成果があがらなくなってきたとしても、この会社の得意で、かつ人脈のある分野に人員を集中することで、売上げの拡大を図れる場合があります。市場を狭くしてそこへ経営資源(人、もの、金)を集中する戦略がセグメンテーションです。

①、②、③のいずれも採れない場合は、④のコスト競争戦略に向かわざるを得ません。
半値八掛けのコスト削減要請に可能な限り応えていくという消耗戦に打って出ることになります。
それに耐えられない企業が市場から退出するのを待つ持久作戦です。
この戦略は勝っても負けても、その戦略をとった企業はすべて疲弊することになります。
生き残ることのできる企業はわずかですが、その企業も赤字すれすれの経営になる可能性が高い。

このように競争戦略を眺めて見ますと、やはり独占戦略がもっとも理想的な戦略であることがわかります。

Posted by shono : 2006年10月29日

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