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世阿弥の花鏡[かきょう]にある「離見の見」とは

ある人事労務コンサルタントの講演で、これからは社員の人間力を向上させていかねばならないというお話があり、その中で「離見の見」という言葉が紹介されていました。
帰宅して検索して調べてみました。
ここでは、世阿弥と金春禅竹(http://www.yurindo.co.jp/yurin/back/yurin_437/yurin4.html
)から、その部分を抜粋して紹介します。
(生野)

『「舞に、目前心後といふことあり。 「目を前に見て、心を後ろに置け」となり。
目前左右までをば見れども、後ろ姿をばいまだ知らぬか。
見所(観客)より見る所の風姿は、我が離見なり。 ……離見の見にて見る所は、すなはち見所同心の見なり。 その時は、我が姿を見得するなり。」(花鏡より)

舞の流動に身をまかせている演者が陥りやすい陶酔に、鋭く釘をさす演劇的身体の二元論である。観客が舞台上の自分を見ている視線、これに同化するようにして自ら見て、自分の眼では決して見ることのできない、自分の後ろ姿まで見よ、自分の姿の全体を捉えよ、と言っている。』

そう言えば、能面は表情を表していないけど、舞の中で悲しんだり喜んだりと自由に表情を変えているように観客には見えますね。
舞手が「離見の見」の心で舞うときには、お面の中から見える観客の心と自分の心とが一致しているのですから、観客の心を感動させることも自他一体なので可能となるということだと感じました。

従業員にこのような高次元の能力を身に着けよというのはなかなか大変なことです.。
中小企業経営者の場合、顧客や取引先、従業員などのステークホルダーが観客で、舞手が経営者であると考えると、わかるような気がしました。
会得するまでに大変な練習を必要とすることでしょう。

注)ステークホルダーとは、企業の利害関係者のことで、企業活動を行う上で関わるすべての人のことを言う。

Posted by shono : 2006年10月03日

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